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http://www.forrester.com/ER/Press/Release/0,1769,266,FF.html
「ヨーロッパのオンラインショッピング市場は、これから5年間で年98%の割合で伸び続け、2005年のオンラインショッピング市場規模は1,750億ユーロに達するだろう」との予測をForrester Researchが発表した。
それによると、ヨーロッパのオンラインショッピング市場の成長は、消費者、小売業、製品のすべてがネットに向かうことから始まる。Forrester Researchの予測では、ヨーロッパのパソコンによるインターネット接続は2005年には現在の3倍になり、それに加えて双方向デジタルテレビやWAP携帯電話というチャンネルを通してオンラインショッピングが行なわれるようになる。また、オンラインショッピング業者に売り上げを取られた既存の小売業者がネットに進出し、質の高いECサイトを構築するようになる。
また、その結果、1999年にはメディア、エレクトロニクス、旅行がヨーロッパのオンラインショッピング市場の80%を占めていたのに対して、2005年にはこれらの分野の売り上げは全体の40%に縮小されると予測している。
2005年にはECによる売り上げはヨーロッパの小売市場の7%にまで達し、米国との差を縮めていく。特に北欧、スウェーデン、ドイツ、イギリスでは米国との差が完全になくなり、さらに旅行(ドイツ)や食料品(イギリス)などの分野では米国を越えることになる。
(2000/3/29)
[Reported by taiga@scientist.com]