■URL
http://www.lotus.co.jp/toppage.nsf/view/News
http://www.orix.co.jp/
ロータス 安田社長 |
ロータスは、4月3日からグループウェア「ロータス ノーツ/ドミノ」などをASPから企業ユーザーへ提供し、一定期間毎にライセンス料を徴収する「ロータスASPライセンス」を開始する。これに伴い、オリックスは各ASPの契約企業ユーザーに対する与信管理、代金請求、回収代行サービスを展開する。
オリックスでは、これらの業務をブックマークエンタープライズが開発し提供する「ID管理・ASPサービス使用料管理ツール」を使って行なう。このツールによってユーザー企業ごとの利用レポートの自動収集が可能で、利用料金が滞ったりすればすぐにチェックし、IDを停止させるなどの管理が行なえる。
ロータスの安田誠 代表取締役社長は「これまでのようなパッケージによるライセンス販売から、ASPを通じサービス利用の権利を販売するというようなビジネスに形態が変わってきた」と述べた。しかし、こういった形態が定着するにはクリアしなければならない点がいくつかあり、通信インフラやセキュリティといった点は目途が立ってきたが、課金の方法という点は難しく、まして「ASP自体がユーザー企業ごとの与信管理や代金回収などを行なうのはコストとリスクが大きい」(同社長)ため、豊富なデータベースをすでに有するオリックスと協業することになった。
また、オリックスの的野真博 執行役員東京営業部副本部長は「全面的に新たにシステムを構築しなければならないわけではないので、利益は初年度から黒字も見込める」と述べた。
(2000/3/29)
[Reported by betsui@impress.co.jp]