■URL
http://www.try-net.or.jp/~tr3/liquor/marie.htm
もともとお酒をあまり飲まないお国柄のため(一時禁酒法が敷かれていたためでもある)、トンガ名産の酒はこれまでほとんどなかった。そこに登場したのが、日本人の作るトンガの焼酎「MALIE」だ。
この酒を作ったのは、電気技師としてトンガに海外青年協力隊で派遣された経験を持つ追立孝弘さん。トンガの主食の芋が焼酎作りに使えるのではと考え、派遣終了後に酒造所で技術を学び、再びトンガへ。そしてキャッサバ芋を原料に、鹿児島の焼酎作りの技術を合わせ、製造プラントからすべて手作りで作り上げた。完成時にはトンガ国王・ツポゥ4世にも献上し、大変喜ばれたという。
現在はここ松本酒店のサイトで販売しているほか、福岡市内の居酒屋「地球屋」(松本酒店からリンクあり)でしか飲めないそう。松本酒店の店長・松本和久さんによると、「3月末にようやく今年の第一便が入ってきましたが、1,500本しかないので全部回りきるかどうか。待たれてるお客さんが多くて申し訳ないです」というから、その貴重品ぶりが伺える。芋焼酎のような臭みはなく、ほのかな甘い香りを持つというこの「MALIE」、お酒が好きな人は試してみる価値があるぞ。
(2000/4/1)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]