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http://www.ntt.com/NEWS_RELEASE/2000NEWS/0004/0403_2.html
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は3日、ユーザーが最寄りの国のサーバーに接続できるようにする機能を持ったコンテンツ配信サービス「Arcstar Smart Content Deliveryサービス」を発表した。認可がとれしだい提供開始予定。
これは、顧客のWebなどのコンテンツをデータセンターに収容し、高速回線でアクセスできるようにするもの。このサービスのうち「グローバルデリバリーサービス」を使うと、同じURLでも日本からアクセスしてきた場合には日本のサーバーへ、米国からアクセスしたきた場合には米国のサーバーへ自動的に接続される。これにより、アクセスするユーザーはアクセス方法を意識することなく最適な接続ができるようになる。ほか、障害発生時にはユーザーからの接続を自動的に他のサーバへの接続へと切り替えるようにもなっている。当初は日本と米国が対象となるが、顧客の需要に応じて、ヨーロッパ、香港、オーストラリア、シンガポール等にも展開予定。
サービスは、コンテンツ配信のみの基本機能「ローカルデリバリーサービス」と、最寄のサーバーに振り分ける「グローバルデリバリーサービス」の2種類が用意される。料金は、ローカルデリバリーサービスが、各データセンターで接続しているArcstar IPバックボーンサービスの1加入ポートごとに、10Mイーサネット接続で月額90,000円、100Mイーサネット接続で月額300,000円。グローバルデリバリーサービスが、10Mイーサネット接続で月額90,000円、100Mイーサネットで月額300,000円、初期費用として各地で開通した際に工事費50,000円が必要となる。
(2000/4/3)
[Reported by masaka@impress.co.jp / 金丸雄一]