■URL
http://www.akamai.com/html/nr/press14.htm
コンテンツ配信サービスの米Akamai Technologiesは5日、Webサイトのトラフィック分析サービス「Traffic Analyzer」と 「Akamai Reporter」を開始した。同社による配信ネットワーク「FreeFlow」と「FreeFlow Streaming」の顧客を対象としたサービスで、トラフィックをリアルタイムにモニターしたり、履歴を調べるサービスを提供する。
Traffic Analyzerは、Javaベースのクライアントで、顧客のWebサイトと45カ国に及ぶAkamaiのネットワーク全体をモニターすることができる。同ツールでは、アクセスユーザーの地理的情報を99%の精度で表示できるという。特に、重大なイベント中のトラフィックパターンを分析するのに有用なツールで、視聴者数、ストリーミングの同時配信数などをリアルタイムにモニターできる。最近では、アカデミー賞のストリーミング放送をリアルタイムに分析したとのこと。
一方のAkamai Reporterは、Webベースのサービスで、Webトラフィックの履歴と分析を提供する。同ツールによって、FreeFlow Streamingのユーザーが、視聴者が見ている番組や配信速度、フォーマットなどの統計情報を得ることができる。また、ストリーミングの同時配信数の平均値および最大値、ヒット数、視聴時間、コンテンツ配信量、ユニーク視聴者数なども提供する。過去の状況に基づいてトラフィックを予測したり、ピーク時に合わせて容量や帯域を増やす際の参考とすることもできるという。
(2000/4/6)
[Reported by etoh@nakajima-gumi.net]