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日商岩井 安武史郎取締役社長 |
合弁会社は本年5月東京に設立する予定で、7、8月にはサービスを開始するかまえ。出資額は2億円ずつの折半で、資本金2億円、資本準備金2億円に充てられる。日商岩井の総合商社としての貿易実務に関するノウハウと、CAがもつeBusinessインフラにおけるASP展開のノウハウや技術を融合させるかたちで展開していく。
事業の内容は、eMarketplaceを運営する企業群に対し総合的ワンストップ・トレード支援サービスパック「eTrade Lifeline」を提供すること。eTrade Lifelineを利用することによって、バイヤーやサプライヤーは、代金決済や輸送手段の手配、保険手続き、貿易書類の作成など、企業間電子商取引に必要な支援業務をすべて提供される。
これらの機能を実現するためには、金融、決済、物流、保険、審査など商取引に付随する業務をインターネット上で提供できる企業との提携が不可欠で、これら機能提供パートナーを日本に限らずグローバルで実績のある企業と現在話しを進めているとしている。機能提供パートナー各社は、サイノミクスがASP事業として提供していくビジネス・アプリケーションを活用することにより、必要な情報システムのインフラを使うことができるという。
サイノミクスの年間取扱高は、営業開始3年目で5,000億円、5年目で1兆8,000億円を目指す。
日商岩井は、インターネット総合商社へ変貌するために商社機能をBtoBプラットフォームに展開させることに注力している。海外では、本年2月に企業間電子商取引最大手である米国コマース・ワンが展開するGlobal Trading Webに参画し、パートナーと共にBtoBビジネスの事業母体となる「アジア・トレード・アライアンス(ATA.com)」を設立。国内では、3月にNTT-Xといくつかの産業の業界ポータルサイトを開設・運営し、総合的なECプラットフォームを日本で提供する合弁会社「イービストレード」を設立している。
サイノミクスの事業も、当初はATA.comへのサービス提供が中心となる見込みだが、あらゆるマーケットサイトをターゲットにしているという。
(2000/4/11)
[Reported by betsui@impress.co.jp]