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【新製品】

米Microsoft、「Windows Media Technologies 7」を発表

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http://www.microsoft.com/presspass/press/2000/Apr00/NABWMT7pr.asp
http://www.microsoft.com/presspass/press/2000/Apr00/NABCapturePR.asp

 米Microsoftは10日、ラスベガスで開催中の全米放送協会(NAB)の展示発表会「NAB2000」において、デジタルメディアを制作、配信、再生するための広帯域対応プラットフォーム「Windows Media Technologies 7」を発表した。同技術により、放送品質のビデオやCD品質のオーディオを安全に配信できるとしている。

 既に「Windows Media Player」の開発者向けプレビュー版が公開されているが、Windows Media Technologies 7には、そのほか、著作権管理の「Windows Media Rights Manager」、エンコーダーの「Windows Media Encoder」、開発キットの「Windows Media SDK」などが含まれている。ベータ版は5月中に公開される予定だ。

 新版では、オーディオ/ビデオの品質を向上させているほか、大規模なECサイトに対応する第2世代のデジタル著作権管理技術を採用しているという。同技術は、次期OS「Windows Millennium Edition」にも導入される予定で、サーバーからサウンドカードに転送されるまで、オーディオコンテンツの著作権を保護できるようになる。また、Windows 2000ベースのサーバーでは、狭帯域のストリーミングビデオを最大9,000、広帯域では最大2,400の同時配信が可能だという。

 ほかに、注目の技術として、パソコン画面のキャプチャー画像などを狭帯域のストリーミング配信でも高画質で配信できるという「Windows Media screen-capture technology」が発表された。教育分野や、ヘルプデスクなどの業務で、相手の画面をストリーミングで見ながら指導できるといった機能を提供する。こちらもWindows Media Technologies 7のコンポーネントとしてベータ版が5月中に公開される予定

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(2000/4/11)

[Reported by etoh@nakajima-gumi.net / taiga@scientist.com]


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