■URL
http://www.akamai.com/news/press735.html
コンテンツ配信サービスの米Akamai Technologiesは12日、通信衛星を使った広帯域サービスの米CyberStar、デジタルメディアやインターネット関連システムを手がける米Sonic Foundryと共同で、通信衛星と地上網からなるハイブリッドネットワークを利用してた放送品質並のストリーミング配信のデモを行なったと発表した。
このストリーミングビデオは、カリフォルニア州のサンタモニカビーチから生放送され、通信衛星から地上網へとシームレスに配信された。Akamaiのストリーミング配信サービス「FreeFlow」を通じて、1Mbpsで高品質なビデオ配信に成功したという。
各ストリームは、Sonic FoundryのMedia Services部門によってエンコードされ、Akamaiネットワークの接続点へと転送。Akamaiの「SteadyStream」技術によって複数のストリームに分割され、地上のインターネット網とCyberStarの通信衛星との組み合わせの中から最適な経路を動的に決定して配信。そして、Akamaiのサーバーで復元され、端末へと配信されたという。
Akamaiはこのストリーミング技術を用いて、Appleの「QuickTime」、Microsoftの「Windows Media Technologies」、RealNetworksの「RealSystem G2」など、主要なフォーマットのストリーミングビデオを配信する予定。これらに加え、ハイブリッドネットワークではソフトウェアのダウンロードなどのアプリケーション配信にも対応する。
(2000/4/13)
[Reported by etoh@nakajima-gumi.net / yuy@ibm.net]