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【業界動向】

プライバシー保護サイトAnonymizer.comが人気、一日に150万ページの利用

■URL
http://www.anonymizer.com/

 私たちがネットサーフィンをするときに、多くの場合Cookieなどの手段で「どこのサイトから来たか」とか、「以前このサイトを訪問したのはいつか」などの個人情報が集められていることはよく知られている。こうしたことによって便利なサービスが提供されているのもまた事実だ。しかし、プライバシーが侵されるとして、危機感を覚える人もまた多い。

 訪問しようとしているページとユーザーの間に入って、プライバシーに関する問題が漏れないようにするサービスを提供しているAnonymizer.comは、現在1日平均150万ページを取り扱い、それらのプライバシー情報を除去しているという。これは、今年1月の利用状況が一日100万ページだったことを考えると、大きな増加率だ。

 Anonymizer.comの仕組みは、まずユーザーがAnonymizer.comのサイトで見たいページのURLを入力する。するとAnonymizer.comは、ユーザーの代わりにそのページに接続して表示するが、その際にJava、JavaScript、Cookieといったセキュリティーリスクのはらむものを除去するというもの。相手のサイトではAnonymizer.comが見に来たことしかわからない。悪用の危険性もあるが、これによりプライバシーもセキュリティーも守られるという仕組みだ。

 このサイトが人気を集めている理由としてAnonymizer.comのCEO、Lance Cottrell氏は「あらゆるインターネットユーザーが、オンラインにおけるプライバシーの重要性に気づき始めているのだ」と説明している。

(2000/4/13)

[Reported by taiga@scientist.com]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp