マンション/ビル管理会社の東急コミュニティーは13日、居住者向けのネットワークサービスを2001年4月より運営すると発表した。タッチパネル式の専用端末で生活情報やコミュニティ機能を提供するほか、パソコンによるインターネット常時接続も行なえるようにする。
サービスの名称は「コミュニティーウェブ」で、慶應義塾大学環境情報学部の武藤佳恭教授がトータルシステムを設計。マイクロソフトと富士通がサーバー、インフラ面でサポートする。専用端末はWindows CEをベースとしたもので、日本ビクターが開発を担当。各世帯はHome PNA方式で接続され、最大1Mbpsの通信が可能になる。まずは、東急不動産が2001年3月に竣工予定のマンションに導入する。コミュニティ機能とインターネット接続を含め、各世帯の利用料は月額3,000円程度になる見込みだ。
東急コミュニティーではこのほか、他デベロッパーの物件を含め、新築/既存マンションへの導入を進めていく。100戸規模のマンションに導入する場合のコストは、1戸あたり40万円程度になるという。
(2000/4/13)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]