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■URL
http://www.jupitercommunications.com/company/pressrelease.jsp?doc=pr000414
米調査会社のJupiter Communicationsは、オンライン旅行サービス市場に関する調査結果を発表した。それによると、米国の市場は2005年には280億ドルに拡大するものの、年間成長率は現在の3桁に比べて鈍化するという。また、旅行代理店と供給会社側が従来の領域を超えて直接関係を結ぶ機会が増加し、合併吸収が起こると予測している。
同調査によると、米国の消費者が1999年にレジャーや個人手配の出張のためにオンライン予約に使った費用は65億ドル。米国全体の旅行予約サービス市場の5%に相当し、前年の22億ドルに比べ3倍増加している。好景気に加えて、新サービスやサイト機能の向上が成長を牽引したという。また、2005年には、宿泊、船旅、ツアー、レンタカーなどのオンライン予約が増加し、全体の14%を占めるようになると予測している。
調査によると、オンライン旅行代理店での予約は、将来の低成長時代を見込んで、ニッチ市場か大規模市場のどちらで競争するかを選択する必要があるという。大規模市場を選択した企業は、広範な商品やサービスを提供することが不可欠となる。一方、ニッチ市場で競合する企業は、自社の顧客に焦点を絞った商品を提供していく必要があると忠告している。
(2000/4/17)
[Reported by etoh@nakajima-gumi.net]