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http://www.metallic.co.jp/company/rel/20000418.html
東京めたりっく通信は18日、50億円の第三者割当増資を実施すると発表。増資資金をサービスエリアの拡大のために全額投入することを明らかにした。
増資分の引き受け先は、ジャフコ、三和キャピタルなど昨年12月の増資を引き受けたベンチャーキャピタルのほか、J.P.モルガン、J.H.ウイットニーなどの外資系キャピタルが加わった。また、今後提携事業などを行なうことになる日本テレビ放送網、角川書店などのコンテンツ企業、NEC、住友電工、日立製作所などの通信機器メーカー、丸紅も出資する。さらに年末までにIPOにより、100億円を調達する計画だ。
東京めたりっく通信では、現在までに東京都内の6電話局におけるサービスの提供を発表しているが、これを2001年6月までに23区内の100局に拡大する。すでに同社は3月、NTT東日本に対して100局における相互接続調査の申し入れを行なっており、今月末にもNTT東日本からの回答を受ける予定だ。これをもとに、まずは山手線の内側の40局からネットワーク構築にとりかかる。また、東京以外のエリアでも計画を進めており、すでに大阪市内の20局についてNTT西日本に接続調査の申し入れを完了。東京都下、神奈川、埼玉、千葉、名古屋についても5月までに申し入れを行なう予定だ。2002年6月までに首都圏で257局でのサービス、49万人のユーザー獲得を目指すとしている。
なお、通信速度が上下対称式のSDSLについては、すでにNTT東日本と接続協定を結んでおり、現在、郵政省に申請中。4月末にも法人向けとして正式なサービスメニューに追加するとしている。768kbpsの標準接続が月額38,000円、2Mbpsの高速接続が月額72,000円となっている。
(2000/4/18)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]