捧賢一コメリ社長 |
開設時の取り扱い品目数は、約220の取引先からおよそ7,500アイテムをそろえ、年内には3万アイテム、最終的には仕入先800社の15万アイテムすべてをネット上で取り引き可能にする計画。商品は、日用品からインテリア、建材、工具、植物、農業用品まである。
注文した商品の配送は日通が行ない、コメリの店舗でも受け取ることができる。代金の支払いは、クレジットカード、銀行・郵便局の前振り込み、代金引換、店舗での支払い(店舗指定可能)が選択できる。
また、農家や工務店などからの大量注文を受ける大口販売のページも用意されている。 将来的には、消費者向けの販売よりもこのようなベンダー、メーカーとの関係におけるB2Bの分に注力していくかまえ。
商品販売のほかにも、園芸やDIYについてのHow To情報や、自分の庭や手作りDIY作品をWeb上で募集・紹介するコーナーなどがある。
同社では、全国1,000店舗展開を目標に出店を加速させており、全店舗に情報端末を設置し、店舗で扱っていない商品も注文できるようにする予定。ホームセンター市場の商品価格は店舗での販売価格と同じにしているが「将来は情報端末を置くなどの合理化効果をさらに進めて圧倒的な低価格で提供していく考え」(捧賢一コメリ代表取締役社長)としている。
しかし、現状では店舗価格と同じ金額が設定されているため、インターネットと店舗で同一商品が販売されていた場合、運送費などを加味するとインターネットで販売している商品のほうがトータルで高くなってしまうケースもあるだろう。そういったことも含めて、消費者にとってインターネットで買うメリットとしてどういったことがあるのか今ひとつつかめなかった。
なお、20日の午前9時にWebサイトをオープンしたが、正午までに10万アクセスあったという。この数字は、1日の来店客数と同じぐらいの水準だとしている。
また、Webサイトの売上高は初年度35億円を見込んでいる。参考までに、年度が違うものの2000年3月期の売上高予想は1,065億円となっており、これに対するWebサイトでの売り上げ比率は約3%になる。
(2000/4/20)
[Reported by betsui@impress.co.jp]