リンクメディアのオンライン求職サービス「DaiJob.com」が、海外ベンチャーキャピタルから16億円の投資を受け、株式会社ダイジョブ・ドットコムとして分社化した。
DaiJob.comはリンクメディアが1998年に開始、従来は外資系企業のリクルーティングを専門に扱ってきたが、今回の分社化にともない、取り扱う求人情報を国内のIT企業やベンチャー企業にも拡大した。また、日本での就職を希望する外国人向けのコーナーやITエンジニア向けのコーナーを用意するとともに、大手人材紹介会社の保有する求人データを検索できるサービスも追加した。現在、8,600件の求人情報を掲載している。
ダイジョブ・ドットコムのテリー・ロイド代表取締役社長は、日本のオンラインリクルーティングビジネスはまだ黎明期にあるとしながらも、先行企業が大きなシェアを握ると見ており、早期のブランド確立を目指す。半年間で8億円をマーケティングに投入するほか、既存の人材バンクとの提携も進め、2003年末までに売上を40億円、市場シェアを20%にまで伸ばす計画だ。同社では、日本におけるオンラインリクルーティングの市場が2003年には200億円規模になると予測している。
(2000/4/25)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]