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【業界動向】

バリューコマース、17億円の資金調達 ~海外進出を視野に

■URL
http://www.valuecommerce.ne.jp/

Tim Williams社長
 インターネット広告を手がけるバリューコマース株式会社は、国内での事業拡大と海外進出を狙い、17億円の資金調達を行なった。

 資金調達先は国内外の大手投資家で、アジアの大手インターネットグループPacific Century CyberWorks、米国大手ベンチャーキャピタルのJ.H.Whitney社、日本の大手ベンチャーキャピタル・JAFCOを中心に、住銀インベストメント、グッドウィル・コミュニケーション、第一生命保険相互といった企業だ。またオリックスの鈴木一朗(イチロー)選手も投資を行なっている。

 バリューコマースのTim Williams社長は、増資発表の記者会見で現状を説明。昨年11月から同社が提供しているWebアフィリエートシステム「Value Commerce Program」で、すでに75社のEC関連企業と契約を結び、パートナーサイトは2万5,000以上、広告インプレッションも1日350万ページビューを突破するなど、順調に成長していることをデータを交えてアピールした。

 今回の増資の目的は事業拡大と海外進出としており、「日本でのマーケットの開拓は今後も非常に重要だが、同時にValue Commerce Programで香港、韓国、ヨーロッパ、米国などへの進出を図りたい。各地のビジネスモデルは違うが、その違いにも通用できるプログラムだと考えている」(Williams氏)と意欲を述べた。またイチロー選手の出資に関しては「弊社のビジネスモデル展開を評価してくれた。お互いに若くてアグレッシブな存在としてマッチするのではないか」(Williams氏)と話していた。

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(2000/4/25)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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