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http://www.commerce.or.jp/enq/report/enq11/index.html
昨年1年間に国内のインターネットユーザーがもっともよく利用したオンラインショップは、回数では「ANA」、金額では「ゲートウェイ」だった──。シンクタンクの情報通信総合研究所が行なったアンケート調査の結果から明らかになった。
アンケートは2月15日から29日までの間、同社のWebサイト「MIN」上で実施。昨年1年間にオンラインショップで商品やサービスを実際に購入したことがあるユーザーに、購入品のカテゴリーや金額、サイト名、時期などを尋ねるもので、その結果が「インターネット・ショッピング利用実態調査」としてまとめられた。有効回答数は2,215名。
購入回数によるオンラインショップのランキングでは、ANAがトップに立ち、1年間で100人あたり7.1回の利用があった。以下10位までを挙げると、ブルックス(5.8回)、旅の窓口(4.7回)、クロネコヤマトのブックサービス(4.3回)、セシール(4.2回)、紀伊國屋 BookWeb(4.1回)、JAL(3.9回)、フェリシモ(3.7回)、Amazon.com(3.2回)、Vector(3.2回)となっている。男女別では、男性の1位がANAとなっているのは全体のランキングと同じだが、上位10位までを見ると、旅行、書籍、パソコン関連がほとんどを占める。一方、女性では1位にセシール、2位にフェリシモが入るなどファッション関連が強い。さらに年代別では、24歳以下では紀伊國屋 BookWeb、25~34歳ではANA、35歳以上ではブルックスと、それぞれ1位が異なっている。
購入金額によるランキングでは、ゲートウェイが他を大きく引き離してトップに立ち、100人あたりの購入金額は48万5,111円に達した。以下10位までは、DELL(28万7,437円)、ANA(25万742円)、SOTEC(17万6,747円)、JAL(14万8,024円)、アップルコンピュータ(9万8,917円)、旅の窓口(8万1,967円)、かいどうらく(5万4,435円)、特価COM(5万1,305円)、アルファランド(4万7,612円)と、パソコン関連と旅行関連のショップが占めている。なお、男女別に見ると、女性でセシールやフェリシモなどがトップ10に現われるものの、男女ともにパソコン関連と旅行関連は強く、トップは両方ともゲートウェイで変わらない。また、年代別でも、すべての年代層でトップはゲートウェイだった。
(2000/4/27)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]