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http://www.microsoft.com/presspass/press/2000/Apr00/Office9Pr.asp
米Microsoftは27日、Macintosh版アプリケーションソフトの次期版である「Office 2001」の新機能を明らかにした。Macintosh版Officeでは初めて個人情報管理(PIM)ソフトが含まれるほか、電子メールソフトの大幅な機能強化が図られる。Office 2001は今年後半に発売予定。
Office 2001には、アドレス帳やスケジュールなどを管理するPIMソフトが含まれる。アドレス帳では、全アドレス情報の概要を表示する「Summary view」から、ワンクリックでアドレスを表示したり、旅行サービスの「Expedia.com」からドライブ情報を探したりできる。また、米3Comの携帯端末「Palm」との間で、カレンダーやアドレス帳、タスク、ノートを同期したり、Hotmailと連携して電子メールを管理することも可能になる。
ほか、電子メール作成でも新機能が導入される。アドレスを入力する際に最近入力したアドレスを補完する機能「AutoComplete」を搭載。さらに、Wordと類似の編集ツールが組み込まれ、スペルミスの強調表示やエラーの自動的修正などの機能が提供される。Office 2001には英英辞書「Encarta World English Dictionary」が含まれ、正しいと推測されるスペルを表示したり、辞書にない単語を登録することもできる。
電子メールやPIMソフトは、他のアプリケーションとの連携もできるようになっている。例えば、スケジュールに従ってOffice文書を開いたりといったことが可能となる。さらに、電子メールやタスク、カレンダー、アドレスなどの項目をリンクさせ、情報を効率よく管理することができるようになると謳っている。
(2000/4/28)
[Reported by etoh@nakajima-gumi.net / yuy@ibm.net]