INTERNET Watch Title Click

【業界動向】

オンラインの“プライバシーマーク”、日米で相互運用へ

■URL
http://www.bbbonline.org/about/press/051800.html

 オンラインサービス向けの“プライバシーマーク”を発行している日米の団体が、制度の共通化へ向けて動き出した。米国のBBB OnLineと日本の日本情報処理開発協会(JIPDEC)が、それぞれ発行してきたプライバシーマークを相互運用することで合意した。

 プライバシーマークは、オンラインショップなどを運営する企業に対し、個人情報の扱いが一定基準を満たしている場合に発行される制度。BBB OnLineでは'99年3月より北米の企業を対象にマークの発行を開始し、現在までに500社が認定済み。JIPDECでは'98年4月から発行開始、現在までに140社が認定を受けているという。

 両団体では今後、認定基準やトラブルの対応などについての相違点を調整し、今秋にも相互運用を開始する。すでに一方の認定を受けている企業は、自動的にもう一方の制度にも認定され、両団体のマークを組み合わせたマークが発行される。これにより、例えば、認定を受けた米国のオンラインショップが、日本の消費者に対しても個人情報の保護が十分であることを示すことができるようになる。逆に消費者側にとっては、知らない海外の企業であっても、信頼できるかどうかを判断する材料になる。

◎関連記事
「プライバシーマーク」申請受付

(2000/5/25)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ

ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp