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■URL
http://www.kasperskylabs.com/eng/news/press/20000606-1.asp
http://www.viruslist.com/eng/VirusList.asp?page=0&mode=1&id=4044&key=00001000130000100027
ウィルス対策ソフトを開発するロシアのKaspersky Labは6日、感染したPCからスペインの通信事業者「Movistar」加入の携帯電話機宛にショートメッセージを送りつけさせるワーム「Timofonica」を検出したことを明らかにした。このワームはスペインで猛威を振るっているという。
このワームは先ごろ話題になった「I LOVE YOUウィルス」に似たもので、電子メールに添付されたVisual Basic Script（VBS）プログラムを実行してしまうと感染する。感染すると、Microsoftの電子メールソフト「Outlook」のアドレス帳に記載された全てのアドレスに、自分自身を添付したメールを送りつける。
同時に、メールを送るたびにランダムに数字を生成し、「数字@correo.movistar.net」宛にメッセージ（電話会社Telefonicaについての批判文）を送りつける。correo.movistar.netは携帯電話にショートメッセージを送るゲートウェイになっており、このアドレスは携帯電話のメールアドレスに相当する。結果として、ワームはOutlookのアドレス帳に記載されたアドレスの数と同数のショートメッセージを携帯電話機に送りつけることになる。
ワームは「Windows Scripting Host (WSH)」がインストールされているPCでのみ発症する。WSHはWindows98/2000にはデフォルトでインストールされている。現在、このワームはスペインの携帯電話機にしか影響を及ぼしていないが、変種が他の国の携帯電話機に拡がる可能性も考えられる。
(2000/6/7)
[Reported by etoh@nakajima-gumi.net / ROKO]