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http://www.symantec.com/press/2000/n000608.html
米Symantecは8日、PDAで大きなシェアを持つPalmOS向けのワクチンソフトのプロトタイプを開発したと発表した。
これは、同社によれば「世界初」のもので、PDAの小メモリー、ディスク容量に最適化された検出エンジンを有し、Symantecのウィルス研究機関「SARC」の研究者にPalmOSの弱点を知らせるようにできている。同社では、さらに自発的にソフトの脆弱性を検出できるような仕組みを研究している。
この研究についてSymantecのCTO、Ron Moritz氏は「どこでもインターネットが使えるようにするようなデバイスやプラットフォームは新たなリスクを引き起こす。企業がハンドヘルド機器を取り入れ、ネットワークを拡張するにつれて、その新しいプラットフォームのプログラムとデータの安全性を保つことが必要になる」と意義を強調した。
現在のところハンドヘルド機器に向けたコンピュータウィルス、ワーム、トロイの木馬などは発見されていないが、PalmOSは他のプラットフォームと同じく多様なプログラムが動かせるために、危険性が存在すると思われる。
(2000/6/9)
[Reported by taiga@scientist.com]