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http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/product/product/access/c800/810/index.html
日本シスコシステム株式会社は、小・中規模オフィス向けのISDNルーター「Cisco810シリーズの販売を開始した。価格は、アナログポートのない「Cisco811」が99,000円、2つのアナログポートとスイッチハブを持つ「Cisco813」が112,000円。
これは、シスコが日本市場に特化して開発した初めてのルーターとなる。「Cisco813」では、iナンバーやナンバーディスプレイ、迷惑電話お断わり機能など、日本仕様準拠のサービスもすべてサポートしている。日本ではISDNによるインターネット接続が主流で、また、6月からNTTのIP接続サービスが本格的に開始したことをうけて開発した。
シスコでは、「手頃な価格で信頼性が高い、本当に使えるローエンドのルーターが求められている」として、同社のルーター技術をこのISDNルーターにも投入した。
ルータ本体には「Cisco IOS」を搭載しており、パケット送出に優先順位を付けるWFQ機能を標準装備している。これにより、負荷が高い状態でも最適化されたパフォーマンスが得られるとしている。さらに別途ソフトを組み込むことで、別途専用機器などを購入することなく、ファイアウォール機能やVPN機能を付加することができる。価格は、ファイアウォール機能を持つ「IOS IP PLUS」、12,000円~25,000円、VPN機能を持つ「IOS IP/FW PLUS IP SEC56」は、31,000円~43,000円。
(2000/6/13)
[Reported by junko@impres.co.jp]