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【オンライントレード】

DLJdirect SFG証券がサービス開始1周年

■URL
http://www.dljdirect-sfg.co.jp/

Blake Darcy会長
 DLJdirect SFG証券は13日、6月11日でサービス開始から1周年を迎えたことに伴ない記者説明会を開いた。

 Blake Darcy会長は「1年前に米国のオンラインブローカーとしてはじめて日本に参入し、当時は5つの心配な点があったものの、現在はすべてよい方向にいっている」と語った。

 5つの点とは、日本の株式市場が低迷を脱出できるか、インターネットが日本で普及するか、投資家が自ら進んで投資行動を起こすか、オンラインを使ってくれるか、DLJを選んでくれるか、ということ。これが現在では、日本市場に回復の兆しがみえるほか、インターネットは特にワイヤレス(iモード)を中心に急成長し、多くの投資家が自らの判断でオンラインによって取引を行なっており、その結果DLJはトップのブローカーに成長することができたとしている。

 また、同氏は米国のオンラインブローカー業界のことにも触れた。現在150社強のオンラインブローカーがあるが、競争は激化しているものの高成長を続けているという。現在各社がしのぎを削っているのがワイヤレス(まだ日本ほど伸びてはいないが急成長しはじまった)トレーディングで、毎週のように関連アプリケーションが発表されている。

 今後の米国のオンラインブローカーは、全世界が接続され24時間毎日取引が行なえるようになるときに向けて、グローバル展開を図ること、証券だけでなく住宅ローン、保険、クレジットカードなど他の金融商品も提供していくこと、単なる取引ではなく投資アドバイスをしていくことなどが重要になってくるとみている。グローバル展開で最も積極的な参入がみられるのが、英国、香港、日本、ドイツだという。DLJdirect SFG証券も現地パートナーとの展開を基本に日本以外の韓国などアジアに進出を考えている模様。

國重惇史社長
 さらに、オンラインブローカーが支店を持つようになり、旧来のフルサービスブローカーが本格的にオンラインに進出してくるなど、リアルとバーチャルが互いに融合してきているという。DLJも先月初めての支店を開設。支店があることで投資家は安心感、信頼感を増すとしている。

 一方、國重惇史 代表取締役社長は「ここ1年、新サービスを次々と発表してきたが、今後も頻繁に新サービス、新商品のリリースを行なっていくかまえ」と述べた。今月から新規公開株を扱いはじめたほか、8月からは信用取引の売買も開始。カバードワラントの取引時間を延長したばかりだが、現物株など他の取扱商品の時間延長も秋頃を目途に実施していくという。

 また、現在の預かり資産は2,660億円(米ドル建て預り資産を含む)となっている。5月末の口座数は5,504口座(1999年6月560口座、比較は過去の最も古いデータ)、注文件数は22万9,826件(1999年8月745件)、約定件数は10万186件(同284件)、外国口座開設者は4,692人(1999年11月3人)、米国株取引者数763人(1999年12月252人)、iモード利用者数3,809人(1999年11月47人)。

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(2000/6/13)

[Reported by betsui@impress.co.jp]


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