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http://www.mhi.co.jp/news/sec1/000614.html
三菱重工業は14日、インターネットでエアコンを遠隔制御できるシステムを開発したと発表した。今秋にも商品化するとしており、パソコンや携帯電話などを使って外出先から自宅のエアコンを操作できるようにする。
制御システムの名称は「e-@ir(イーエア)」。専用ソフトをインストールしたパソコンとエアコンをシリアルポートで接続し、パソコン宛に制御メールを送ることでエアコンを操作する仕組みだ。ユーザーはまず、「運冷25喚湿50」(「運転、冷房、25度、換気、湿度50%」の意味)といった制御文をメールの本文に入力し、自宅のメールアドレス宛に送信。その後、自宅の電話番号宛に電話をかけ、専用ソフトを呼び出して起動する。専用ソフトはメールを受信後、本文を解読してエアコンに運転信号を出すとともに、返信メールを自動作成して送信。ユーザーは、返信メールを確認することで正常に制御されたことや現在の運転状況を確認できる。これにより、旅行などで家を長期間留守にするときでも除湿や換気を行なえるほか、エアコンの消し忘れを外出先から確認することも可能になる。
三菱重工では、同社のルームエアコン「ビーバーエアコン」にe-@irを組み込むとともに、専用ソフトを収録したCD-ROMを別途発売する。専用ソフト「BEAVER e-@ir」には、遠隔制御機能のほか、消費電力と電気料金の計算機能、故障箇所の表示機能などが搭載されている。
(2000/6/15)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]