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【業界動向】

三井不動産、入居者向け無線ネット接続サービスを今秋より提供へ

■URL
http://www.bitcat.com/

 三井不動産とコーラスコンピュータは21日、無線による通信ネットワークの新会社「ビットキャットコミュニケーションズ株式会社」を7月上旬に設立すると発表した。三井不動産グループの所有/管理するビルやマンションを無線で接続し、入居者やテナント向けに高速インターネット接続サービスを提供する。

 使用する無線機器は、2.4GHz帯を利用して最大10Mbpsの通信が可能な、いわゆる無線LANと呼ばれるもの。最大5kmの距離で安定した通信が行なえる製品をコーラスコンピュータが開発した。アンテナを各ビルの屋上に設置し、データセンターのあるビルと無線で接続。既存の通信回線に依存しない独自の通信ネットワークを構築する。ビル内では、有線または無線LANによってユーザーまで接続する。サービス開始は秋をめどにしており、まず東京都内にあるオフィスビル54棟で導入。順次エリアを広げていくほか、三井不動産グループ以外のビルに向けてもネットワークを拡大する方針だ。料金については、マンションの入居者向けで月額2,000円程度、オフィスビルの入居者向けで月額3万円程度からを目指している。

 新会社の資本金は4,000万円。出資比率は三井不動産が67%、コーラスコンピュータが33%となっている。

(2000/6/21)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp