■URL
http://www.ibm.com/software/speech/
米IBMは22日、7つの音声入力関連新製品を発表した。また、音声入力を使ったモバイルEビジネス時代に向けて米Siebel、米General Magic、米Luminantの3社との戦略的提携関係に入ったことも明らかにした。
発表された製品は以下の通り。
・「IBM WebSphere Voice Server with ViaVoice Technology」
企業がこれまでWebやコールセンターに投じてきた投資を生かして音声を使ったビジネスソリューションを構築するためのソフト。VoiceXMLを使ってモバイル機器から利用できる音声アプリケーションを構築できる。この秋に米国で15,000ドルから発売される予定。・「IBM ViaVoice Dictation for Linux」
Linuxで音声入力を行なうためのソフト。商用のLinux向け音声入力ソフトとしては初めての製品と言う。59.95ドルで米国のShop IBMを通して販売される予定。・「IBM Embedded ViaVoice Multiplatform Edition」
Javaに基づいたツールキットで、様々なモバイル機器で音声入力ができるようにするためのこの。・「IBM CallPath Enterprise Foundation」
V6.3になってSiebel Systemsの製品と統合され、インターネットで行なわれる決済とカスタマーセンターに入ってくる顧客の電話を統合させるためのソフト。・「IBM DirectTalk Speech Recognition for AIX with ViaVoice Technology」
顧客が直接コールセンターのアプリケーションと音声で対話できるようにするためのソフト。・「IBM DirectTalk Text-to-Speech for AIX」
テキスト文書を音声で読み上げるソフト。コールセンターであらかじめコンテンツ内容を録音する手間を省くことができる。・「IBM DirectTalk Beans for Java」
コールセンターアプリケーションをJavaで構築するためのソフト。開発費を削減できる。
これら一連の製品は米国向け、あるいは欧州向けの製品だが、そのほかの対応予定の言語に関しては今年の末頃に発表される予定だ。
(2000/6/23)
[Reported by taiga@scientist.com]