■URL
http://www.vitanuova.com/press/pr_2.html
英国のヨークに本拠を持つVita Nuova社が、Lucent Technologiesの開発したネットワークOS「Inferno Operating System」に対する独占的な権利を獲得したことが24日までに明らかになった。
InfernoはJavaに似たプラットフォームとして一時期注目を浴び、最近では特に組込分野でネットワーク機器やインターネットアプライアンスでの利用に注目が集まっている。
Vita Nuovaは安価なオープンソースライセンスでInfernoを提供する。個人向けの年間契約は300ドルで、さまざまなアーキテクチャーへ移植されたInfernoの全てのソースコード、マニュアル、Cクロスコンパイラー一式、最新ニュースや新しいコンポーネントへのアクセス権などが含まれている。アカデミック契約は年間150ドル、企業向けの年間契約は1,000ドルからとなっている。すべての契約者はInfernoを配布したり販売する権利、またはInfernoに自ら手を加えた物を配布、販売する権利を有し、その際ロイヤルティーを払う必要はない。
Vita Nuova社にはLucentのベンチャー投資部門のNew Ventures Groupや英国の投資グループSEDS Limitidが出資しているが、その額は明らかにされていない。
(2000/6/26)
[Reported by taiga@scientist.com]