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【新サービス】

書籍・CDの大型オンラインショップ「bol.com」が日本上陸

■URL
http://www.jp.bol.com/

bol.com日本版トップへ(6/28より)  書籍や音楽CDなどを世界的に販売するオンラインショップ「BOL」が日本法人「ビー・オー・エル・ジャパン株式会社」(以下BOL社)を設立、6月28日から日本国内向けサービスを開始すると発表した。

 BOL(正式名は「bol.com AG」)はドイツの世界的なメディア企業、「Bertelsmann AG」の子会社だ。現在世界13カ国、9カ国語(今回のサービス開始で14ヵ国・10ヵ国語に対応)で書籍や音楽CDのオンラインショップサイトを運営している。米国ではBarnes&Noble社と共同で「barnesandnoble.com」も運営中だ。日本法人はBertelsmann AGが全額出資して設立した子会社となる。

 今回の国内向けサービス開始では、まず50万タイトルの国内書籍販売から開始し、秋以降に音楽CDやゲーム、ビデオなどを順次追加していく。決済はクレジットカードとコンビニ・郵便局を利用した後払いが可能。配送は宅配便で行なわれる(今後コンビニ受け取りにも対応予定)。開始後2ヵ月間はサービス期間として、送料を一律150円で提供するキャンペーンや、オリジナルCDの無料プレゼントなどを行なっていく。さらに他国のbol.comサイトとリンクし、そこからの商品購入も可能だ。

左が田中氏、右がWermelinger氏
 bol.com AGのCEOであるHeinz Wermelinger氏は「日本は皆さんが思っている以上に発展の可能性を持った市場だと見ている。日本を含めて、世界で一番のオンラインメディアショップとなることを目指したい。またPC上で物を紹介するだけのサイトではなく、ユーザーに可能な限りベストな情報を提供していきたい」と述べた。また日本法人社長の田中功氏は「他の同種サイトに比べ、使いやすさに大きな違いが挙げられる。また立ち読み的に本の中を読めたりと、実際の店舗に来たときのように楽しめる要素を盛り込んでいる」と、サイトの長所をアピールした。

 事業開始に伴い、BOL社では複数企業と協力体制を結び、書籍取次に日本出版販売、集荷・梱包に大日本印刷、配送に佐川急便、カード決済にオリエントコーポレーションといった形で、戦略的提携体制をとっている。また角川書店とも提携を発表している。

(2000/6/27)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp