左から、臼井雅明氏(IS)、笹岡洋光氏(エフアンドシー)、田代成治氏(シャルラク) |
美少女ゲームなどのゲームを制作・販売するシャルラク株式会社は30日、プリペイドカード方式によりコンテンツの販売などを行なうサイトを開設すると発表した。サイトには、同社や他社が「テーマパーク」のように集まり、コンテンツ販売やバーチャルゲームセンターなどを設置していく計画。カードはイベントなどで販売するほか、同社のゲームに同梱するなどして配布。初年度20万枚、3億円の販売を目指す。カード自体もゲームキャラクターの絵などを使い、商品力を持たせる。
7月3日試験公開の「きゃろっとガーデン」では、シャルラクやエフアンドシー株式会社により、美少女ゲームの場面の画像やMIDIデータ、着メロなどを販売する。また、ゲームキャラクターのバーチャルな“プロダクション”や、同社の開発したAGS(Advanced Game Script)技術を使ったゲーム配信なども手がける。
シャルラク代表取締役の田代成治氏は「“おたく”と呼ばれる層にターゲットを絞って価値のある(コレクション性の高い)サービスを展開する」と語った。
サービスにあたって、プリペイドカードとしては、株式会社インターナショナルサイエンティフィック(IS)の「時限利用課金システム」で提供される「インターネットカード」のライセンスを、シャルラクが受け販売代理店となって利用する。IS社取締役副社長の臼井雅明氏は発表会の席上で「1業種1社に絞ってライセンスする」と語っており、シャルラクはゲーム・美少女・占い・風俗の4分野でライセンスを受けたという。オンライン課金用のプリペイドカードはすでに数社が独自のサービスを開始しているが、IS社広報によると、それらとは違い1社に絞ってライセンスしビジネス価値を高めていく方法をとる考えという。
田代成治氏(シャルラク) |
(2000/6/30)
[Reported by masaka@impress.co.jp]