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【業界動向】

日本テレビ、NTTら3社、映像コンテンツの流通に向けた市場の構想を発表

■URL
http://www.ntv.co.jp/b-bat/
http://www.ntt-east.co.jp/release/0007/000703.html

 日本テレビ放送網株式会社、株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー(NTT-ME)、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)の3社は、インターネット上で映像などのデジタルコンテンツ流通を推進させるための市場「B-BAT(ビーバット)」を創設する構想を明らかにした。

 B-BATは、著作権保護・管理システムや収入分配システムなどの提供により、インターネット上での映像コンテンツの流通促進を目的に設立される。例えば、従来、テレビ局が作成した映像コンテンツをインターネット上で配信しようとする場合、複雑に絡む権利の処理などがネックになっていたが、ここでは、そのような権利処理や収入分配システムを提供することで、コンテンツ権利者やISPなどが、より簡便にインターネット上で映像コンテンツを配信することが可能になるという。3社では、ADSLやCATVによるブロードバンドのインターネット接続の普及を背景に、今後のインターネット上での映像配信の増加を睨みB-BATを提案している。それぞれの企業の役割としては、日本テレビが著作権や著作隣接権などの権利に関する専門知識の提供、NTT-MEがシステム提供、NTT東日本がビジネスの検証などとなっている。3社では、今秋に企画会社を設立し、B-BATのビジネス検証を行なうとのこと。なお、日本テレビのほかには、NHKのほか、在京のキーテレビ局4局にも参加を呼びかけているという。

 なお、3社では、ブロードバンドメディアに関するビジネス検証を行なう「ブロードバンドビジネスフォーラム」の設立に向け事務局を設置し、コンテンツ権利者やメディア各社、ISPなどに広く参加を呼びかけるとのこと。

(2000/7/3)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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