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ブックワンは図書館流通センター(以下TRC)、日経BP、アスクル、日本経済新聞、富士通、電通、NTT-Xの7社の出資で今年3月に設立された新会社。代表取締役の石井昭氏は「書籍市場は'96年をピークに下降を続けており、'99年度の推定販売金額は1兆円の大台を割り込む結果となってしまった。これには従来の委託性中心のマーケティングが問題の1つであると考えている。ブックワンでは、客注(客からの商品注文)こそが大切と考え、客注を中心としたワントゥワンマーケティングを提案する」と発言。従来の画一的な書店スタイルではなく、独自のスタイルで顧客とコミュニケートできる書店サイトを目指すと表明した。さらにサイトの特徴として「在庫保証」「出荷時間保証」「書店の棚以上の発見・出会い」の3点を提示した。
右からブックワンの編集コーディネイター・安藤氏、社長・石井氏、副社長・恩田氏
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また、TRCの持つ180万タイトルの書籍データベースの検索に加え、約1万点の書籍に書評を付けることで、購入時の参考となるコンテンツを提供。書評は各界の著名人などで構成された「bk1ブックナビゲーター」の執筆、専門書の書評を行なう「株式会社ブックレビュー」からの提供に加え、ユーザーからも原稿を募っていく。ユーザーの書評原稿が掲載された場合、「bkポイント」というポイントを支給し、これを貯めて書籍購入時に使用できるシステムも導入している。また新刊書籍の先行予約や、雑誌の年間購読にも対応する予定だ。
同社では書籍のバーチャル書店市場を約500億円と見て、bk1の売上げでその過半数に達することを早期の目標としている。また9月末まではオープン記念キャンペーンとして、送料無料サービスや、ストラップ付きオリジナルブックカバープレゼントを実施する。
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(2000/7/3)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]