■URL
http://www.symantec.com/press/2000/n000629a.html
ウィルス対策は一般ユーザーからコンピュータのプロフェショナルまで幅広い層で対策がとられているものの、個人用ファイアウォールを設置する必要があるとの認識は未だ低いとする調査結果を、セキュリティ製品などを販売する米Symantecが発表した。
それによると、一般消費者の87.1%、プロ技術者の94.7%がワクチンソフトを利用しており、ウィルス対策をしっかりと行なうことが一般的であることが分かった。しかし、外部からの侵入を防ぐための防護壁、いわゆるファイアウォールを個人的に設置している人は一般消費者で19.5%、プロ技術者でも48.9%にとどまった。
この調査結果に関してSymantecの副社長Steve Cullen氏は「これら調査結果は平均的な消費者とプロ技術者の間にウィルスやネット犯罪などによる稀弱性が存在することを示している。しかし、今日存在する脅威から身を守ることを考えれば、テクノロジーに詳しい人を含めどんなタイプのコンピュータユーザーでも、ファイアーウォールなどのもっと頑強なインターネットセキュリティー対策を施す必要がある」と指摘している。
(2000/7/3)
[Reported by taiga@scientist.com]