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【業界動向】

松下、ソニー、東芝ら、デジタル放送受信端末の開発で提携

会長写真 松下電器産業株式会社、ソニー株式会社、株式会社東芝の3社は、2000年12月に放送開始が予定されているBSデジタル放送などに向けて、デジタル放送受信端末の開発に関して提携したと発表した。また、この3社に株式会社日立製作所も加わり、放送とインターネットを連動させたサービスを検討する「eプラットフォーム設立準備会」も設立すると発表した。

 松下、ソニー、東芝の3社は、デジタル放送受信機のなかでもハードディスクを搭載した「蓄積型データ放送受信機」について、共同で基本システム技術の検討を進める。検討事項としては、蓄積データ放送方式の技術的要求仕様や伝送方式などのほか、受信機関連では、蓄積管理方式やコピープロテクション、課金方式などとなっている。3社では、それぞれの案について、社団法人電波産業界(ARIB)等に提案し、標準化を目指す。

 また、7月中には、3社に日立製作所が加わり、「eプラットフォーム準備会」が設立される。ここでは、BSデジタル放送やCS110、地上デジタル放送などでのデータ放送サービスとインターネットを連動させたサービスを提供するためのサーバーやゲートウェイ、受信機などからなるシステム「eプラットフォーム」の構築を進める。これにより、デジタル放送受信機とモバイル端末との間での電子メールのやり取りなどが可能になるという。設立準備会では、今後放送局にも参加を呼びかけ、来年中のサービス開始を目指すとのこと。

(2000/7/3)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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