米CMP Mediaは7日、「Melissa」や「Love Bug」のようなコンピューターウイルスや、ハッカーによる攻撃が全世界の企業に与えた被害に関する調査結果を発表した。同調査は、世界30カ国のIT専門家4,900人を対象に実施されたもの。
米国企業にコンピューターウイルスやハッカーが与えた被害額は、社員1,000人以上の大企業50,000社だけでも、2000年には国内総生産(GDP)の2.5%に当たる2,660億ドルにのぼる。全世界では被害総額は1兆6,000億ドルに達すると試算している。
これらの被害には、コンピューターシステムのダウンによる生産性と販売機会の損失が影響する。2000年のダウンタイムは、北米では3.24%、世界では3.28%増加するとみている。
(2000/7/10)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]