■URL
http://www.opera.com/epoc/
http://www.opera.com/pressreleases/20000706.html
ノルウェーのOpera Softwareは7日、「Opera 3.62 for EPOC」を発表した。Operaは小さなリソースで軽快に動作するシェアウェアのWebブラウザーで、MicrosoftのInternet Explorer、NetscapeのNetscape Navigatorと並んで「第三のブラウザー」などと呼ばれたりもする存在だ。一方のEPOCは英国Psion社が開発した携帯機器(PDA)用のOSで、Psion、Ericsson、Nokia、Motorola、Matsushitaが興したジョイントベンチャーSymbianが採用を業界各社に働きかけている物。
Operaでは、現在発表されているWindows版以外ではLinux、Mac、Be、OS/2向けに移植作業が進められているが、Windows版以外で正式版が発表されるのは今回のEPOC版が初めて。
Opera3.62 for EPOCは、既にEPOC開発元のPsion社が同社のPDAであるSeries7や携帯ネット端末netBookに採用を決定している。
Opera3.62 for EPOCは256色をサポートし、画面の拡大縮小機能を有し、128ビット暗号、SSL2と3、TLS1.0、HTML3.2、EPOC上のJavaVMを利用したJavaアプレット実行機能、JavaScript1.1、CSS1をサポートしている。
Opera3.62 for EPOCを開発したチームは、既に次期バージョンOpera4.0をEPOCに移植する作業に入っている。
(2000/7/10)
[Reported by taiga@scientist.com]