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■URL
http://www.click2music-japan.com/
レコード会社のBMGファンハウスは、7月12日よりHMVジャパンなどのCD小売店サイトを通じた音楽配信サービスを開始すると発表した。当初は実験として40曲を無償で配信し、9月からは有料の音楽配信を開始する予定だ。
BMGファンハウスの楽曲を配信する小売店サイトは、HMVジャパンのほか、新星堂、すみや、タワーレコード、山野楽器の5つ。また、無償配信期間中は、BMGファンハウス自身のサイトでも配信される。配信に利用されるシステムは「Windows Media Technologies」と「Liquid System」の2種類で、基本的に各小売店サイトでは楽曲ごとに2種類用意され、リスナーが選べるようになるという。
なお、12日に配信される楽曲は、THE YELLOW MONKEYのシングル曲「パール」。また、7月20日には角松敏生の新曲「浜辺の歌」が追加される。ほかには、邦楽/洋楽の新譜・旧譜から順次配信楽曲を増やし、期間中に40曲以上を配信するとのこと。なお、それぞれの楽曲はダウンロードしてから1週間の再生期間制限が施されている。
有料の配信については、9月から開始される予定。楽曲はすべて小売店サイト上で販売される。1曲あたりの価格は未定だが、先行するソニーミュージックの「bitmusic」、エイベックスネットワークスの「@MUSIC」同様、350円に収まる可能性が高そうだ。配信楽曲に関しては旧譜が中心になる模様。
今回の有料配信で最も注目されるポイントは小売店サイトを介して販売する点。レコード会社自体が配信することによる、小売店不在の「中抜き」状態を避け、小売店との関係を保ちつつ、有料音楽配信サービスを提供するというスタイルとなった。BMGでは、「小売店との密接なパートナーシップに基づいた音楽配信ビジネスモデルを確立することを音楽配信事業の最大方針とする」としている。
(2000/7/11)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]