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【調査結果】

家以外からのネット利用者には別のマーケティング戦略が必要――欧州調査

■URL
http://www.forrester.com/ER/Press/Release/0,1769,359,FF.html

 「家以外の場所からインターネットを利用する人は、家にいるときとは異なった行動を取る」との調査結果を調査会社Forrester Researchの欧州部門Forrester Research B.V.が明らかにした。調査は、欧州の消費者17,500人を対象に行なわれたもので、 Forresterでは、こうした家以外からのネット利用者のことを「ホームレスサーファー」と呼んでおり、欧州の全ての消費者の10%に相当する人数が存在するという。

 それによると、家からネットを利用している人の37%がオンラインショッピングを行なうのに対して、ホームレスサーファーではたった12%だった。また、仕事場からネットにアクセスする人は、ほかの場所からネットにアクセスする人よりも、オンラインバンキングなどの金融決済を行なう可能性が50%以上も高かった。ほかには、ホームレスサーファーと家からのネット利用者の間では、チャット、Webメール、オンラインゲームの利用などの分野でも大きな隔たりが認められた。

 この調査結果についてForrester Research B.V.のWilliam Reeve氏は「インターネット人口の30%を占めるホームレスサーファーは相当な大きさのセグメントとなっており、どのような正確なマーケティング戦略においても特別な考慮を払われるに値するものだ」と語っている。

(2000/7/17)

[Reported by taiga@scientist.com]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp