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http://www.sybase.co.jp/press/2000/sy2000-071801.html
サイベース株式会社は、リレーショナルデータベースを中心とした統合パッケージの新バージョン「SQL ANYWHERE STUDIO 7.0(日本語版)」を8月18日から出荷開始すると発表した。
「SQL ANYWHERE STUDIO」は、少ないメモリや遅いCPUの環境下でも、高度に動作できるデータベースエンジンを搭載したパッケージソフトだ。モバイル環境でもサーバーとPDA間のデータベースの同期ができるのが特徴。サイベースは世界のモバイルデータベース分野で現在61%のシェアを持ち、日本では「SQL~」ですでに46万ライセンスを発行。開発パートナーは100社以上で、うち約50社がサイベース製品を組み込んだ機器・アプリケーションを提供している。
新バージョンの「SQL ANYWHERE STUDIO 7.0」は、リレーショナルデータベースエンジン「Adaptive Server Anywhere」、クライアントとのデータ同期サーバー「Mobile Link」、双方向データ複製ツール「SQL Remote」、PDA・インタラクティブ家電での使用が可能な超小型データベースオプション「Ultra Light」などで構成されている。7.0ではOracleやMicrosoftなど異なる種類のサーバーともデータ同期が可能となったほか、HTTPを介しての同期や最大128ビットの暗号化オプション、開発環境の多様化、イメージの挿入などの新機能も追加された。価格は基本パッケージで9万2,000円、クライアント追加は2万3,000円より。
さらに同社は、デベロッパー向けの会員制プログラム「SQL Anywhere Developer Network 2000」(略称SADN2000)を9月1日より開始することも発表した。「SQL ANYWHERE STUDIO」を使用しての各種ツール、アプリケーションの開発と普及を支援するもので、特典として開発ライセンス、サンプル/デモの提供、各種情報提供などを予定している。年会費は2ユーザー分の開発ライセンス付きで12万円。またデベロッパー向けのカンファレンスも10月に開催する予定だ。
(2000/7/18)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]