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■URL
http://www.midradio.ne.jp/
ヤマハ株式会社は、有限会社かもねぎハウスと共同で、音楽配信システム「MidRadio」向けの新コンテンツ「仲道郁代のピアノスタイル」を19日より開始すると発表した。
番組では、ピアニストである仲道郁代さんが“どんなイメージを持ちながら演奏しているのか？”をテーマに、仲道さんが思い描くイメージを元にしたアニメーションと演奏データ、本人によるナレーション、写真などを織り交ぜたもの。
難しいといわれることが多いクラシック音楽というジャンル、あまり知られることのない曲をわかりやすく表現することで、一般の人により音楽を身近に感じてもらうことを目的としたもの。今回は実験的に行なうもので、料金は無料。
第一回は、ファニー・メンデルスゾーン＝ヘンゼル作曲の「メロディ」。約10分程度の番組だ。月一回の更新で、3回までの配信が予定されている。
なお、「MidRadio」の新バージョン（Midradio Player version 1.4 for Windows）が公開されている。バグフィックス版で新たな機能はないが、従来のバージョンでは再生に不具合が生じる場合があるとして、新バージョンを推奨している。Macintosh版は8月公開予定だ。
仲道郁代さんは、「クラッシックをやっていると、パソコンが苦手だと思われがち。でも、海外のアーティストとのやりとりは、時差の関係もあるのでメールが常識」と、普段からパソコンやインターネットなどを使っていることを話した。今回のコンテンツを作るにあたって、アニメーションを担当したかもねぎハウスとの打ち合わせも、京都（かもねぎハウス）と東京（仲道さん）と離れているため、ほとんどインターネットを通して行なったという。
また、今回のコンテンツの試みについて「（生の演奏と同様にはいかないが）MIDIでも、私の演奏だというニュアンスは伝わる。クラッシックのよさを分かってもらう方法は、いくつあってもいい。新しいジャンルでなにができるか興味深い」と語った。
(2000/7/18)
[Reported by junko@impress.co.jp]