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株式会社エー・アイ・ピー(AIP)は19日、Sohu.comなどアジアの主要ポータルサイト10社などとともに、オンラインマーケティング事業を行なうコンソーシアム「E-SUMMIT ASIA」を発足した。アジア地域を対象としたブランド展開を目指す企業向けに、各国のポータルサイト会員への広告配信、市場調査、ECなどのサービスを提供していく。
コンソーシアムに参加するポータルサイトは、中国のSohu.com、Soim.com、香港のTom.com、インドネシアのKompas、韓国のDaum、シンガポールのPacific、台湾のKimo、タイのPointAsiaなど。各サイトの会員プロフィールや購買履歴などをまとめたユーザーデータベースをAIPが構築、これをもとにした一元的なにサービスを提供する。E-SUMMIT ASIAではまず、メールによる広告サービスを8月1日より開始するが、これにより、アジアのインターネットユーザーの約3割にあたる1,500万人をターゲットとしたマーケティングが可能になるという。また、多言語に対応しているのも特徴で、例えば広告などを各国の現地語に変換して配信することができる。国内におけるサービス販売は、AIPのほか、博報堂、アサツーディ・ケイ、電通が窓口となる。
AIPではさらに、現在は日本で一元的に管理しているマーケティングシステムを段階的にアジア全域に分散し、衛星インターネットにより相互接続するプロジェクト「CDSAT」にもとりかかる。プロジェクトにはJSATが参加し、8月より準備を開始、12月の稼働を目指す。これにより、大容量広告の配信や通販サービスを展開できるようになるとしている。
(2000/7/19)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]