マルチメディア振興センターは、ネットオークションの個人利用者に対して実施したアンケート調査の集計結果をまとめた。ここ1、2ヶ月に開始したという人が約4割を占め、比較的利用歴の浅いユーザーが多いことが明らかになった。そのためか、まだ落札経験のない人も3割以上あった。
「ネットオークションの利用に関する調査」は5月15日から6月4日まで実施され、3,827件の有効回答を得た。ネットオークションの利用開始時期については、「最近1、2ヶ月」とした人が42.1%ともっとも多く、次いで「3ヶ月~半年前」が34.3%、「半年~1年前」が18.1%、「1年以上前」が4.7%だった。入札頻度については、「ほぼ毎日」とした人も7.6%あったが、もっとも多かったのは「月に数回」で40.6%、次いで「それ以下」が33.6%、「週に数回」が16.9%だった。一方、今までの落札件数については、「10点以上」が7.3%、「5~10点」が9.6%、「1~5点」が48.1%あったが、「まだ落札できたことがない」とした人も34.1%に達した。なお、入札品の上位3カテゴリーは、男性が「パソコン及び周辺機器」「CD、ビデオ、ゲームソフト」「家電製品」の順、女性が「生活雑貨」「衣料品」「パソコン及び周辺機器」の順となっている。
調査では、個人利用者に対するアンケートのほか、オークションサイト運営者へのアンケートや関係機関へのヒアリング調査も行なわれた。今回発表されたのは個人利用者アンケートの結果速報のみだが、マルチメディア振興センターでは8月末にも全体についての報告書を発行するとしている。
(2000/7/21)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]