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【業界動向】

米Exciteや米MSNら、IMの互換性実現に向けた標準化団体を設立

■URL
http://www.imunified.org/pr.html

 米AT&Tや米Excite@Home、米MicrosoftのMSNなど、インスタントメッセージング(IM)の主要企業が25日、IMサービスの互換性実現に向けた標準化団体「IMUnified」を設立した。創設企業は、上記のほか、iCAST、Odigo、Phone.com、Prodigy、Tribal Voice、Yahoo!の計9社。

 IMUnifiedは、参加企業間のIMサービスで互換性を可能にする仕様を策定し、8月末までに公開する予定。参加企業は、今秋にもこの互換機能を各社のサービスに実装する計画。将来的には、より高いレベルでの互換性実現に向けて、IETFが開発するプロトコルにも対応する予定だ。

 IMUnifiedの最終目標は、IMサービスの全てのユーザーが、電話や電子メールを使ったコミュニケーションと同様に、簡素でシームレスな方法で相互のコミュニケーションを実現すること。さらに、同団体では、互換IMの実装において、ユーザーのプライバシーやセキュリティの保護も確保するとしている。

 IMの標準化については、米America Online(AOL)が6月、IETFと米連邦通信委員会(FCC)に標準仕様を提出。提案書の中で、AOLは他社サービスからのアクセス遮断の理由として、会員のプライバシーとセキュリティ保護を挙げていた。これに対し、Excite@HomeやMSNなどが今月21日、他社製ソフトの遮断を正当化するための口実に過ぎないと分析した文書を発表している。

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(2000/7/26)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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