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http://www.lucent.com/press/0700/000726.bla.html
米Lucent TechnologiesのBell研究所とカリフォルニア工科大学は26日、インターネットを介して詳細な3次元グラフィックスを配信できる技術を開発したと発表した。「digital geometry圧縮」と呼ばれる技術の一つで、「MPEG-4」の12倍という高効率の圧縮アルゴリズムだという。
新技術では、この分野で初めてウェーブレット変換を採用している。ウェーブレット変換は'80年代初めに登場した手法で、フーリエ変換と同様に信号処理や物理データの解析に用いられる。
この新技術を使うと、3次元グラフィックスのデータを、従来と同等の画質のものをより少ない容量で、あるいは同じ容量で画質を高くして配信できるようになる。Bell研究所とカリフォルニア工科大学では、製造業やエンタテインメント、医療、教育、小売業など、広範な分野への適用が可能だとしている。
(2000/7/27)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]