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【業界動向】

BIGLOBE、4周年記念シンポジウムを開催

BIGLOBEサービス事業本部長
芳山憲治氏

 NECが運営するプロバイダーBIGLOBEは、4周年を記念したシンポジウムを都内のホテルで開催した。

 最近のBIGLOBEの動向としては、女性の新規会員が増えてきているほか、会員の年齢は50歳代が増えてきており、年齢層の幅が拡大しているという。また、BIGLOBE 4周年記念アンケートによれば、毎日BIGLOBEを利用するというユーザーが年々増えてきており、'97年は41%だったが、2000年では56%と半数を超えた。また、ISDNも現在42%が利用しており、検討中と答えた人も25%いたという。

 BIGLOBEでは今後、2002年9月末には1,000万人の会員獲得を目指すほか、サイトのアクセス数、サポートとそれぞれ3つのNO.1を目指すため、スタッフの増員、先端技術力の強化、投資拡大などを行なう方針。BIGLOBEサービス事業本部長 芳山憲治氏は、「言い方は悪いが、金に糸目はつけない」とNEC経営資源を集中させる考えを示した。

新サービス開発グループ部長
古関義幸氏

 また、新サービス開発グループ部長の古関義幸氏がIMT-2000時代への取り組みのひとつとして、動画コンテンツに関する技術動向について講演した。NECでは、NTTドコモ向けに提供している折り畳み式の携帯電話、Nシリーズが好調だ。

 2001年5月にIMT-2000(W-CDMA)に対応するNTTドコモでは、開始当初、回線の速度は上りが64kbps、下りは384kbpsで開始する予定という。なお、これらは現在は先週言っていたことが今週は違うといった状態で、随時変わる可能性があるという。

 こうした高速回線だが、画像のストリーミングは難しく、まずはダウンロード型から開始するだろう予測した。また、料金は全くの未定だが、予測では上りはPDCと同じ料金になり、下りは現行のパケットの数分の1程度。料金や速度などを仮の額で計算すると、128×96画素(subQCIF)のカラー画像で、1秒15コマ程度、15秒程度のコンテンツとして、1コンテンツの通信費は数十円程度という。内容は、映画・プロモーションビデオなどのクリップ、スポーツニュースでゴールを決めたシーンなどが向いていると語った。

(2000/7/28)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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