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■URL
http://www.justsystem.co.jp/news/2000l/news/j07271.html
株式会社ジャストシステムは、日本語変換ソフト「ATOK」を使って、目的のホームページにアクセスできるサービス「ATOK Direct」を9月12日より開始すると発表した。
利用するには、ATOK（ATOK12もしくはATOK13）に、無償で提供されるモジュール「iATOK（アイエイトック）」を付加するだけだ。現在のところ、Windows版のみに対応する。Macintosh版も開発中だが、時期は未定としている。
このサービスは、企業や団体、有名な商品やサービス名などをATOKで入力すると、該当する企業などのページがWWWブラウザー上に表示されるというもの。あらかじめジャストシステム側で登録したページが対象となり、サービス開始時は約2万語（企業・団体約1万2千件、有名人約4千名）。
記者会見の会場には、パソコン約50台が用意されており、実際に体験することができた。試しに“いんぷれす”と入力すると、インプレスのホームページが起動した。INTERNETWatchを検索しようと“いんたーねっと”と途中まで入力すると、候補表示ウインドウが表示され、他社媒体やインターネットマガジンなどが表示された。類似の名前のサービスや社名などがある場合などは、候補表示ウインドウに出てくるようになっており、そこから目的のものを選べるしくみだ。
日本語入力から利用できるため、ソフトウェアに関係なくどんな環境でも動作するのは便利だ。また、WWWブラウザーを起動する手間がないのも嬉しい。
なお、2001年4月からはキーワード登録（今年度は無料）を有料化し、ATOKユーザーの獲得とともにiATOKでのビジネス規模を拡大する考えだ。現在のところ、キーワード登録料は12,000円を予定。売り上げは、2001年度には5億円、2002年には30億円、2003年には100億円を目指す。ジャストシステムでは「それだけポテンシャルのあるサービス」と意気込む。
今後発売するATOKには、iATOKを標準搭載する方針で、携帯電話や携帯情報端末、情報家電などにも積極的に展開していく考えだ。
(2000/7/27)
[Reported by junko@impress.co.jp]