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http://www.Cisco.com/warp/public/146/pressroom/2000/jul00/clob_072600.htm
米Ciscoは26日、West Los Angelesに建設する住宅地の全ての家をネットワーク化するために建設業者のPlaya Vistaと提携することを発表した。さらに利点を実際に見てもらえるようにするために、約158平米のモデルハウスを展示した。ホームネットワークの分野にはこれまで既に3Com、Intel、Motorola、ベンチャー企業の2Wireなどが進出しているが、Ciscoもこれで本格的にこの分野に進出することになった。
Ciscoが展示した「インターネットホーム」にはDigital Interiors、The Great Indoors、Hewlett-Packard、Sears、Roebuck and Co、Whirlpoolなどが協力している。この家にある家電製品はほとんどネットワークにつながっており、それらはインターネットにつながるブロードバンド回線に接続されている。これを利用して冷蔵庫の扉の占め忘れがないかどうかの外からの確認や、セキュリティーシステムの確認、冷蔵庫のタッチパネルからの食材の買い物、オーディオシステムへの音楽のダウンロードなどができるようになる。
Ciscoではこうしたホームネットワークを既存の建物でも利用できるように来年ゲートウェイ製品「Cisco Internet Home Gateway」を500ドルで発売し、DSLなどと組み合わせて同様の機能を持たせられるようにする予定だ。しかし、それよりも住宅業者と提携することで最初から配線しネットワークが完備している住宅地を建設することでモデルケースを作れると考えた。この住宅地ではどの家も、またオフィス、キオスク、スーパーマーケットなどもネットワークに接続されている。
(2000/7/27)
[Reported by taiga@scientist.com]