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【業界動向】

W3C、ベクター方式の画像形式「SVG」勧告候補を公開

■URL
http://www.w3.org/2000/08/svg-pressrelease.html.ja
http://www.w3.org/Graphics/SVG/SVG-Implementations

 Web技術の標準化団体であるW3Cは2日、Web向けのベクター方式の画像形式「Scalable Vector Graphics(SVG)」をW3C勧告候補として公開した。SVGはXMLをベースとした画像形式で、いわばPostScriptをXMLで表現したようなもの。AdobeやIBM、Netscape、Macromedia、Microsoftなど多くの企業が標準化に参加している。

 SVGは、XMLの利点を生かして、「Document Object Model(DOM)」インターフェイスから、画像やテキストをサーバー側で生成したり、クライアント側で動的に変更することが可能。また、他のXMLやXHTMLの文書にコンポーネントとして組み込んで、マルチメディアアプリケーションの配付や、ビジネスデータの保管、 数式の表現などに適用することもできる。

 W3Cでは、SVGは、広告、電子商取引、プロセス管理、地図、金融サービス、 教育といった分野へ利点をもたらすとしている。

(2000/8/3)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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