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【レポート】

アドビ、Web製品をアピールするイベント「Adobe Ride on Web!」を開催

■URL
http://www.adobe.co.jp/ (アドビシステムズ)
http://adobe.event-info.net/web/index_0.html (Adobe Ride on Web!)

米Adobe社社長のBruce Chizen氏
 アドビシステムズ株式会社(以下アドビ)は、Web関連製品の紹介やセミナーを中心としたイベント「Adobe Ride on Web!」を22日より開催した。

 現在、アドビはDTP、Webパブリッシング、ePaperソリューションの3つのテーマを掲げた製品展開を行なっている。しかし、「Adobe Photoshop」などのグラフィック製品の強力な知名度や「Adobe Acrobat」(ePaper分野)の浸透ぶりに比べて、Webデザイン分野での普及が、特に日本で今ひとつという現状にある。そのため今回、Webデザインに特化したイベントを開催し、同社のWebパブリッシング関連製品をアピールしようという狙いだ。

 イベント初日の22日は米Adobe Systems社のBruce Chizen氏が基調講演を行ない、「アドビ製品がWebパブリッシングで圧倒的なナンバーワンであり、Webページのグラフィックの93%はPhotoshopで加工されている(※アドビ調べ)」と、アドビ製品のWebデザイン現場での強さを語った。そして、次のWebコンテンツのキーワードはXML・SVG・3D・ストリーミング・ブロードバンドにあるとし、アドビはこの流れに対応してWebデザイナーを意識した製品作りを行なっていると強調。「パートナー企業とともにWebの将来を定義し、Web世界の革命と実現していきたい」と述べ、Webコンテンツへ積極的に取り組む姿勢を示していた。

「JaMaPS」のPalm機でのデモ
 基調講演は「Adobe LiveMotion」など今年発表された新製品のデモを交えて行なわれ、Palm OS搭載のソニー製PDA「CLIE」を用いた「Adobe Acrobat for Palm」や、SVGを用いて画像とテキストデータベースを連携させたコンテンツのデモが登場し、注目を集めていた。またKDD研究所によるSVG利用の地図コンテンツ「JaMaPS」のPalmOS機でのデモも公開した。

 また先日米国で発売開始となった「Adobe GoLive 5.0」の日本語版の詳細も発表された。日本語版は10月より発売開始で、アドビストア通常価格が3万9,800円、先着2万本を発売記念価格の1万8,000円で提供する。また日本語版のみ、iモード対応ページの作成を支援する「iモード用モジュール」が付加される。

 「Adobe Ride on Web!」は23日まで、東京・品川のホテルパシフィック東京で開催中。入場無料の事前登録制で、22日16時現在、23日13時からのセミナーのみが参加可能となっている。

(2000/8/22)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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