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【特集】

急増する“女性向けポータルサイト”の現状

●“女性向けポータルサイト”とは?

 「インターネット白書2000」(インプレス刊)によれば、インターネット利用者における女性の割合は27.9%にまで上昇したという。それにより、去年の暮れ頃から急に増えてきたのが女性向けポータルサイトだ。昨年9月に設立されたwomenjapan.comをはじめとし、女性の興味を引きそうなファッション、恋愛、ショッピングといった定番コンテンツを中心に、仕事、マネー、政治など普通の女性雑誌ではあまり取り上げられないジャンルも含めた総合サイトが急増している。

 最近では、総合的な女性向けポータルだけではなく、母親向け、在宅女性向けなど、さらにターゲットを絞ったポータルサイトも登場し、一口に“女性向けポータル”といっても多様化しているのが現状だ。

 日本の女性向けポータルサイトのお手本にあたるのが、1992年にアメリカでスタートしたWomen.comだ。スタート当初は、女性が意見交換するコミュニティ的サイトだったが、今ではオンラインショッピングや占いなど、女性をターゲットとしたさまざまな機能やサービスを取り込んでいる。日本で設立された女性ポータルサイトの多くが、デザイン、コンテンツ内容などでこのWomen.comをモデルとしている。

 三和総研、インターネットコム、インフォプラントによる、女性20~34才シングルのインターネット・ユーザー100人を対象にした調査によると、約半数が女性向けポータルサイトを利用していて、高く評価しているという( http://japan.internet.com/research/20000828/1.html )。女性向けポータルを「よく利用する」層は、インターネット利用歴3年以上が半数を占めており、ネット歴の長い女性の大半は、お気に入りの女性ポータルサイトを持っていることがうかがえる。

 

●なぜ「女性」を売りにしたサイトが発展したのか?

 アメリカでWomen.comやivillegeのようなサイトが伸びたのは、もともと70年代から続くウーマン・リブ、フェミニズムといった運動や風潮が背景にあり、ジェンダーに対する関心が高かったからだ。日本でもウーマン・リブの運動があったとはいえ、それが今日の女性ポータルサイト・ブームにはつながってはいないし、サイトのコンテンツを見ている限り、そういったことを論じる気配すらない。

 収入のメインは広告収入で、テーマによってはその女性の年齢、会社員か主婦かなどの職業、趣味や好みまで特定しやすい。そのことから、ユーザー・データを利用したマーケティングも可能になる。P&G社ではアマゾネットと提携し、このマーケティング・データを全面的に取り入れて生理用のショーツを開発。今年2月に販売したが、同社の生理用ナプキンとあわせて購入する客が続出した。近年、ナプキンの売り上げはずっと横這いかやや前年割れしている状況だったのが、3月以降は10%も売り上げが伸び、この市場では類を見ない前年比10%増の売り上げを呼び成功している。

 だが、一部ではポータルサイトは本当に必要か、という疑問の声も高まっている。あれもこれもいろいろ書いてあるけど、本当に知りたいこと、もっと深い情報を求めているのに広く浅い情報しかないのでつまらない、などの意見もユーザー側からもすでに出始めている。

 女性ポータルサイトがここまで発展した理由は、ユーザー側からの支持というよりも、Webmasterや主宰者側のビジネス的なもくろみが成功したというのが正直なところだ。そのため、そろそろユーザ側からは「アンケート依頼も質問項目も多すぎる」「向こう側にとってのメリットにはなるだろうけど、ユーザー側のメリットが感じられない」などの声も聞こえはじめているし、掲示板を利用してメンバー同士で意見を出し合ってオリジナルバッグを作ろうという企画があちこちで上がっているが、これも既出のアイディアの真似という感が拭い去れない。

 何より女性同士のコミュニティ作りが売りになっているはずなのに、どこもそのコミュニケーションツールとしての掲示板が有効に機能していないところが問題になっている。基本的に日本のネット上でのディスカッションは、誰かが質問して誰かが答えるというQ&Aの形でしか盛り上がらないし、もともと欧米のようなディベート(討論)の文化が日本にはないという背景が原因で、潜在的に討論が苦手だし、避ける傾向にある。それが、掲示板やチャットを使ったユーザーとの交流で、オピニオンリーダーや実質的に力を持つに至る世論を生み出せず、苦戦しているようだ。

 

●米国の女性ポータル事情

~前途多難の米国女性系ポータル、いかに早く黒字転換できるかが最重要課題

 米国では、ユーザーに支持されているはずの女性系ポータルが苦戦している。代表的な2つのサイトについて、その理由をご紹介したい。

iVillage.comはシリコン・アレーのニュー・ヨークで'95年に創業した、いわゆる女性系ポータルの草分けである。ウェブ雑誌を中心に捉えたコミュニティ主導型のアプローチで、いち早くオンラインの女性マーケットを制覇しようと試みたサイトだ。

 それには、コンテンツの充実とブランドの確立が必至になる。なぜならば、コンテンツの充実は集客効果があり、ブランドの確立は収益の柱となるオンラインショッピングの成功に導く。

 コンテンツを見てみると、女性系雑誌とほとんど変わらない。まず、仕事、健康、美容、恋愛、出産・育児といった、女性特有のテーマをカバーしている。定期的に更新するこのコンテンツ(読み物)で人を集めてPV(ページビュー)を上げると同時に、ユーザーに会員になってもらい、掲示板やチャットでオンライン上でのコミュニティを形成させていく。会員になるのは無料だが、会員登録の際にユーザーに記入してもらう、個人情報や属性がデータとして構築され、データ・マイニング(データベースに基づくマーケティング)としての価値を生み出す。一人一人の女性に見合った、ワン・トゥ・ワンの商品を提供すれば、オンラインショッピングが成功し、それにより確実な収益が見込めるとiVillage.comの経営陣は考えたわけだ。

 しかし、iVillage.comは現在、当初考えていたような目標には到達していない。会員こそ500万人近くに達したが、その会員獲得にかかった膨大なマーケティング費用のため、未だ利益を生むにはいたっていないのである。昨年度のセールス・マーケティング費用は合わせて約6,600万ドル。同年度の赤字は約9,300万ドルにまでなっている。一方、iVillage.comの収益構造は同年で、広告収入が約3,500万ドル、オンラインショッピングが約900万ドルと、両者を足してもセールス・マーケティング費用にはほど足りない。

 更に、堅実な収益モデルが無いにもかかわらず、コンテンツの充実を図るために行なった数々の提携が、業績の悪化に拍車をかけた。例えば、'98年に女性関連コンテンツには必至の、出産・育児関連の情報とベビー・グッズのオンラインショッピングの場を提供するiBaby.comを設立。これが子育ての悩みを抱えるママたちの間でヒットし、人気コンテンツとなり、当初の目的であるコンテンツの充実には成功したように見えたが、逆にそれを売り込むための負担も重くなった。

 こうした提携の最終的な目標は、コンテンツ・ブランド力によって集客をした上での、オンラインショッピングでの収益確保にあったわけだが、iVillage.comは先月、iBaby.comの資産をbabygear.comに売却。オンラインショッピングはサイト運営の収益源としての十分な利益が出ない上、それを自力で維持するための負担が重過ぎると、売却理由を説明している。

 こうしてみると、iVillage.comの実践した、コンテンツとブランド力に基づくコミュニティ主導型のアプローチは、利益体質を確保するために、莫大なマーケティングへの投資を要するモデルだと言うことができる。また、広告以外の収入源としてのオンラインショッピングも、当初見込まれていた程、利益を生み出す段階には至っていないのが実情である。

 一方で、iVillage.comとライバル関係にあるWomen.comもコミュニティ主導型の女性系ポータルで、'92年にシリコンバレーで創業した。コミュニティを中心に、ウェブ雑誌・オンラインショッピング等、女性をターゲットにしたさまざまな機能やサービスを取り込み、バーティカル・ポータルとして、総ページ数9万ページ、月間450万のユニークビジターを集めている。

 Women.comもiVillage.comと同様に、コミュニティづくりの手段として、コンテンツの確保とブランドの確立を最優先とするアプローチを取り、広告収入モデルに依存するだけでなく、オンラインショッピングで最終的に収益を上げるビジネスモデルを目指してきた。iVillage.comとの相違は、初期の段階から、Hearst CorporationやDisneyといった大手メディア企業との提携を積極的に行なってきたことである。

 Hearstは、「Cosmopolitan」などの人気女性雑誌を持つ大手雑誌出版社で、Women.comの約半数の株式を持つ出資者でもある。Women.comはHearstの雑誌のコンテンツを独占掲載する権利を確保することができたが、逆に、従来型の紙メディアの大手企業による経営への参画で、迅速な意思決定等に問題が発生しているとも言われている。コンテンツやブランド力を得るために組んだ大手メディアとの提携が、必ずしも最善の選択であったとは言えないようだ。

 更に、広告収入と並ぶ収益源となっていたオンラインショッピングに関しても、その戦略の大幅な再編を行なわざるを得ない状況になってきている。Women.comは、昨年11月に、衣類やアクセサリーを販売するサイトのShegetsdressed.comを開設した。ところが、今年2月にそのサイトを閉鎖した。iVillage.comと同様の理由で、十分な利益の得られないオンライン小売り事業を自力で運営・継続していくのは困難であるためだ。実際、コミュニティ主導型のサイトといえども、黒字転換を求める圧力が近々強まっており、負担がかかる割に利益率の低い、オンラインショッピングを存続させていくことは、自殺的行為かもしれない。

 Women.comもiVillage.comとまさしく同様で、ビジネスとして収益が生まれる構造には程遠いのが現実である。女性向けポータルのビジネスモデルは、現時点においては、黒字転換へ全くメドがたっていないという点で、非常に苦戦している。ネットビジネスといえども、いかに早い段階で収益を上げるかが最重要課題となっている米国において、両サイトとも、たとえコンテンツ・ブランド・会員数が揃っているといえども、ビジネスとして成功しているとは言えないのが現状である。

 

●大物も手がける日本の第二次女性ポータルサイト・ブーム

Woman@niftyを手がける、
チャネルビジネス部の 田口祥子さん
 さて、日本ではそろそろひと段落したかのように見えるこの女性ポータルサイト・ブームだが、この秋に入ってからまた活発化しており、ニューオープンや、既存サイトのリニューアルが続いている。

 まずは、インターネットサービスの@niftyが9月13日に「Woman@nifty」をスタートさせたばかりだ。@niftyの調査によると、同サービス利用のアクティブ会員の90%が20~30代の女性であること、新規会員の中でも女性の率は4割と高いことから、@niftyの会員/非会員いずれも利用できるポータルサイトを作ろうということで、今年の5月から本格的に取り組み始めたという。

 @niftyにはもともと会員向けのコミュニケーションサービスとしてフォーラムがあるが、これを非会員も利用できるコミュニティにしたいと考えているようだ。たとえば恋愛のコンテンツでは恋愛フォーラムマネージャがオピニオンリーダーとなってQ&Aに答えるなど、フォーラムが持っていたアットホームな雰囲気が生かされる。

ewomanエディトリ アルディレクター
松永真理さん

 さらに、これらの中でも最も注目されているのが、この9月25日にオープンするewomanだろう。あのiモードをプロデュースした松永真理氏による新しい女性向けポータルサイトの大きな目玉は、ユーザーによって書き込まれた内容を、ゲストエディターが編集して「サマる(Summaryするが由来の造語)」ことにある。メインエディターとして松永真理、小宮悦子、タレントのはなが、ゲストエディターには村上龍ほか、有名人がズラリと並ぶが、これは最近の女性ポータルサイトでもよくある例だ。

 彼女がポータルサイトの運営に関わろうと決めた理由として、「男性にはもともと会社社会の中で同級生、部署内でのタテ関係、同期などといった形での互助会システムが昔からすでに確立されていたけど、女性にはそういうシステムやコミュニティがそもそもない。でも、女性は口コミなどの現象にも代表されるように、ネットワーク作りが上手く、女性特有の精神に『共有』というのがあると思うので、それがポータルサイトの発展につながっていると思う」と語った。

 とはいえ、すでに女性ポータルサイトが乱立しているところに今からスタートさせるのは、後発組として不利だとは思わないのだろうか? それに対して松永からは、「女性雑誌でも新創刊される雑誌は既存の雑誌に対して必ず後発と見られる。ようは内容が重要なのであって、後発だからといって不利だとは思わない。スタートしたら、最初は内容のクォリティを維持することが大変だと思うが、きちんとやることでなにがしらの方向性がつけばいいと思う。ここを起点に情報交換の輪が広がればいいと思っている」という答えが返ってきた。

 ewomanの場合、アクセスや書き込み順に各コンテンツのランキングを発表することでゲストの評価が問われるため、読み手にも書き手にも能力が問われるサイトとなる。そして、これらのサマった内容については英語化して海外へ向けても発信したいと考えており、さらには、英語サイトも作って外国からも意見を集めたいというアイディアもあるようだ。成功すれば、世界規模の一大コミュニティサイトとなるが、さて、この理想にどこまで近づけるのか、松永の手腕に期待される。

womenjapan.com、
チーフオペレイティングオフィサー
グレース・フロムさん

 また、日本で一番最初の女性向けポータルサイトというwomenjapan.comは、9月2日にオープン1周年を迎えた。1周年に伴なって、10月にはサイトもリニューアルするという。同社のグレース・フロム・チーフ・オペレイティング・オフィサーに1年を振り返って話を聞いたところ、「わずか数人のスタッフで立ち上げてから、予想の10倍くらいのスピードで物事をこなし、進めてきた。アメリカでも女性サイトが成長するまで5年くらいかかっていたのが、日本では1年でここまで伸びた。ラッキーだったと思う。収入面では予想通りといったところだが、思っていた以上にスポンサーやクライアントに好評だったことは収穫だった」と語る。

 アメリカでは会員ユーザーのEC(=オンラインショッピング)利用による収入も広告収入の次に大きな収入源となっているが、ここへきて撤退もしはじめている。Women.comは99年11月に開設したばかりの衣料やアクセサリの販売サイトを今年2月に閉鎖、ivillegeもサイトの資産売却や権利譲渡をするなど、この数ヶ月で相次いで電子商取引戦略の大幅な再編を行なっている。そのことから、日本でも女性ポータルサイトの運営危機が近いのではないかと危惧されているが、それに対してフロムは、「確かに今まではアメリカの女性ポータルサイトのマーケットモデルを参考にしてきた。しかし日本では、iモードを含めた携帯端末の機能が充実しており、今後はiモードなど日本独自のものも増やしていきたい。新しいものにも積極的に取り組み、ステップアップの姿勢を保ち続けていればいいと思っている」と答えた。

 アメリカではすでに青少年、ゲイなどを対象とするコンテンツサイトやコミュニティサイトでも、黒字転換を求める圧力が強まっており、十分な利益の得られないオンライン小売り事業を自力で維持するのは困難という認識が広まっているが、日本でも今後は利益、収入を見越しての運営が望まれる。できれば日本独自のビジネスモデルが確立されるまでに発展できるよう期待したい。

 

●主な女性向けポータルサイトリンク集

【日本の総合情報ポータルサイト】

・womenjapan.com
http://www.womenjapan.com/

日本での女性ポータルサイトの草分け。アクティブな女性のための自分磨き、自立支援など自己啓発的な内容となっている。

・@woman
http://www.woman.co.jp/

登録会員メンバー数が最も多いサイト。韓国の女性ポータル「wom@n」と姉妹サイト提携も結んでコンテンツの合同企画などに取り組んでいる。

・cafeglobe.com
http://www.cafeglobe.com/

ニュースキャスターの櫻井よしこ、草野満代といった有名人による政治や社会問題についてのエッセイが人気。

・J-women.com
http://www.j-women.com/

大手総合商社海外法人の社内プロジェクトの一環で、米国ベンチャーとして起業した米国事情に強いサイト。

・白雪姫
http://www.shirayukihime.net/

デパート、レストラン、ホテルなどの女性向け情報が満載のサイト。iモードサービスもある。

・Fe-MAIL
http://www.fe-mail.co.jp/

ファッション、旅行、ダイエット、仕事と幅広いコンテンツのポータルサイト。

・ewoman(9月25日より開設予定)
http://www.ewoman.co.jp/

ユーザーによって書き込まれた内容をエディターが編集してまとめるコミュニティがメインのサイト。コンテンツランキングもある。

 

【若い女性向けサイト】

・coolgirlsjapan
http://coolgirlsjapan.com/home.html

ファッションオンラインマガジン。ファッションだけでなく、ファッション、美容、音楽関連の情報発信サイト。

・girlsgate.com
http://www.girlsgate.com/

20代の若いおしゃれOL系向けのブランド品から小物雑貨までのショッピングが中心。女性誌をめくるようなページデザインが魅力。

・TREND WAP!!
http://www.trendwap.com/

20代女性をターゲットにした情報ウェブマガジン。Baby-Gファンサイトなどユニークなコンテンツが目立つ。

・pewe
http://www.pewe.com/

キャラクターやグッズ、TOY情報が満載の総合ポータルサイト。女性層を意識した作りになっている。

 

【母親向け】

・ぷれままクラブ
http://www.premama.co.jp/

これから出産する女性や、妊婦をささえる家族のためのサイト。出産前後によってコンテンツも別れている。通販などもあり。

・eSampo.com
http://www.esampo.com/

散歩をするようにネットを楽しむという理念で名付けられたサイト。仕事、妊娠・出産、結婚、健康、財テクなどのコンテンツになっている。

・MamaGenki.com
http://www.mamagenki.com/

出産・育児をしたママのためのサイト。産婦人科や託児所の紹介、子どもにいい商品のショッピングなどがある。

・babycom
http://www.babycom.gr.jp/

赤ちゃんを産み育てるお母さんお父さんと、ふたりを応援するサイト。母親だけでなく父親も会員として登録できる。

・母子家庭共和国
http://www.singlemother.co.jp/

シングルマザーのための情報が満載のサイト。中絶について、離婚について、通常ではあまり見かけない話題にも積極的に取り組んでいる。

 

【テーマ別】

・W-SOHO
http://www.w-soho.com/

女性SOHO向けのサイト。女性のビジネスチャンスの拡大や女性SOHOの横のつながりを作りたいという目的で作られた。

・@cosme
http://www.cosme.net/

化粧品ポータルサイト。口コミによる種類別掲示板の書き込みが3万件を超える。他にメイクアップアーティストによるアドバイスコーナーも人気。

・My Cult Beauty
http://www.chuiyaku.or.jp/

日本初の本格的漢方・中医薬の女性向け漢方ポータルサイトとして女性に特有の健康&美容情報のコンテンツの配信をしている。

 

【検索エンジン系】

・Woman.excite
http://woman.excite.co.jp/

ページを8種類の色で自由に設定できたり、気になるニュースをトップページに表示したりと自分好みに設定できる。

・LYCOS GIRLS
http://girls.lycos.co.jp/

サーチエンジンつきのポータルサイト。最近オープンしたコンテンツ「ウェディング」では850件の結婚式場検索機能がある。

 

【プロバイダー系】

・Shes.net
http://www.ascii.co.jp/shes/main.html

アスキーが運営する、インターネット接続料が無料の女性のためのサービスプロバイダー。会員以外もアクセスできるポータルサイト。

・Woman@nifty
http://woman.nifty.com/

ニフティが提供する、20~30代をターゲットにした親しみやすいサービスコンテンツを提供するサイト。

 

【メルマガ系】

・凛(Lady's Information Network)
http://www.lin.ne.jp/

会員数20万人を超える女性のためのコミュニティサイト。女性向け情報メールマガジンの発行もしている。

・Queen
http://www.jqueen.com/

アンケートへの回答やサービスを利用することでマイルを発行する、マイレージ方式がユニークなサイト。女性向けメールマガジンの発行では草分け的存在。

 

【雑誌系】

・CAZ
http://www.caz.co.jp/

週刊誌「CAZ」が出しているサイト。女性向けのコンテンツ内容が充実している。雑誌との連動企画もあり。

 

【その他】

・elife
http://www.elife.co.jp/

身近な巨匠によるライフスタイル提案するサイト。キャリア、カルチャー、マネー、ミーハーなどの巨匠がいる。

・WebStyle for Women
http://www.webstyle.ne.jp/

日本にあるほとんどの総合ポータル、コミュニティサイトと女性サイトのリンクがある。

 

【海外サイト】

・Woman.com
http://www.women.com/

'92年スタートした、女性系ポータルの草分けサイト。コミュニティを中心に、ウェブ雑誌・オンラインショッピングなどがある。

・iVillage.com
http://iVillage.com/

'95年に開設し、現在は米国で女性ポータルサイトとしての人気No.1を誇る。コミュニティサイトのほかに、まず、仕事、健康、美容、恋愛、出産・育児といった、女性特有のテーマをカバー。

・OXYGEN
http://www.oxygen.com/

オンラインとTVを融合したニュー・メディア型女性系ポータル。米国の人気タレントのオプラ・ウィンフリーなどを起用し、iVillage.comやWomen.comとの差別化を図るが、収益的には同様に苦戦している。

・BabyCenter
http://www.babycenter.com/

妊娠中の女性および赤ちゃんのいるママをターゲットにしたポータル・サイト。女性系ポータルが一応にオンラインショッピングで苦戦している中で、セグメントが明確なためか、物販での利益で確実な収益を上げている。eToysが買収。

(2000/9/18)

[Reported by ジュンコハシモト/前田知映]


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