■URL
http://www.webpocket.net/
ソニー株式会社の100%子会社、式会社ウェブポケットは、インターネット上のサーバーに動画や写真などを保管するサービス「WebPocket」を開始した。決済はクレジットカードで行ない、入会は無料、利用料金は保管容量1GBまで月額500円、5GBまで750円、15GBまで1,000円となっている。現在、保管容量50MBで6ヵ月無料の「おためし会員」も提供されている。なお、このサービスは日本国内居住者専用。推奨環境は、WindowsとInternet Explorer。Macintoshの場合、一部の機能が使えないことがある。
WebPocketでは、大きく分けて「データ保管・閲覧」と「データフォーマット変換」の2つのサービスが提供される。保管サービスでは、操作画面は「ビデオ」「フォト」「ノンジャンル」などに分類されており、それぞれのジャンルには、自分で名前を自由に付け替えられる8つの「カテゴリ」が提供される。各種データは、ブラウザーからサーバーにアップロードする。動画データは、サムネイル表示され、内容を確認できるほか、見たいシーンから再生できる。動画の再生には、RealPlayerかWindows Media Playerが必要。また、画像データは、ブラウザー上からそのままメールに添付して送信することができる(画像は1MBまで)。
また、「コンテンツライブラリー」では、ストリーミングデータの販売も行なっている。現在、「アニメ」「趣味」「スポーツ」「映画」「旅行」のカテゴリーが用意されている。データは、WebPocket上でのみで再生ができ、PCへのダウンロードはできない。なお、料金はWebPocket月額使用料と合わせて徴収される。
さらに、11月より開始されるデータフォーマット変換サービスは、ビデオカメラで撮影された映像をストリーミングデータや他のビデオフォーマットに変換するもの。ユーザーは、元になるビデオテープをWebPocketラボに郵送する。対応するフォーマットは、オリジナルテープ側がDV・8ミリ・VHS・Beta、変換先テープがDV・8ミリ・VHS。また、ストリーミングデータにする場合は、Windows Media・RealVideo・QuickTime形式でWebPocketにアップロードされる。利用料金は、手数料+変換料+テープ代金。手数料は、1件ごとに300円。変換料は60分1,000円。送料はユーザーが負担する。
ウェブポケットでは、ブロードバンド時代に対応するデータストレージとして、「ユーザーが持つコンテンツを好きな時に好きな場所で利用できる」サービスを目指すという。今後、コンテンツ制作者と連携したサービスの提供などを予定しており、2003年度には、30億円の売上を見込んでいる。
「ビデオ」画面
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コンテンツライブラリー
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メール送信機能
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(2000/10/3)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]