【新サービス】
OEM提供で日本市場を狙うIMソフト「UINメッセンジャー」が本格始動
■URL
http://www.uin.ne.jp/
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ダウムジャパン代表の青野氏
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株式会社ダウムジャパンは、韓国最大のインスタントメッセージング(IM)ソフト「UINメッセンジャー」の本格的な日本展開を開始した。
ダウムジャパンはコミュニティーサイト運営の株式会社ガイアックス、韓国最大手のポータルサイトを運営するDaum
Communications、および韓国でUINメッセンジャーを提供しているUINの、3社の出資で作られた企業だ。UINメッセンジャーは現在韓国で210万人のユーザーを持ち、これは日本のIMユーザーの総数より多い数字という。IMの他に、ユーザーを検索して紹介する機能や、ニュース速報・株価速報などのコンテンツ部分、チャット機能、友人数名でコミュニティを作れるクラブ機能といった多彩な機能を誇る。
韓国ではこれまで、ポータルサイトや大手ISPへOEM提供する形でユーザーを増やしてきた経緯がある。日本でもガイアックスの営業力を生かし、ショッピングサイトやコミュニティサイトなどへOEM提供してユーザー拡大を図る。この日導入を発表した企業は全部で11社で、中にはすでに配布を開始しているところもある。また今後、日本でもISPや大手ポータルサイトでのOEM提供を予定しているが、まだサイトの名前は明らかにされていない。
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UINメッセンジャーの画面(β版イメージ)
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ダウムジャパン代表取締役の青野竜二氏は、「IMは常時接続でこそ生きるもので、フレッツISDNなどでようやく常時接続への道が開き始めた日本では、これからその存在が生きてくると言える。IM利用者層自体を拡大しながら、日本でのシェアナンバーワンを目指したい。またOdigoとの共通点が指摘されるが、我々はこのサービスでイニシャルコストとランニングコストを徴収することで、広告主体のビジネスではできない確実な収益をあげることが可能だ」と述べ、日本での事業拡大に意欲を示していた。
UINメッセンジャーの企業向け導入コストは1,000万円からで、希望のコンテンツ表示やカスタマイズには別途料金がかかる。ダウムジャパンはこの事業で初年度60万人のユーザー獲得と、40社への納入を目指す方向だ。
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(2000/10/12)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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